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スポーツカイトの飛ばし方 初心者のための飛ばし方マニュアル


                Kite Trick 手とり足とり

    line.JPG (3093 バイト)
                     540 Flat Spin と Slot Machine   mark-Vdo60-30.jpg (26376 バイト)
                    ファイブ・フォーティ          スロット・マシーン
                
ビデオの3つの飛びは540で最後の飛びはSlotMachine です。

この練習の前に習得すべき基礎技術は

 Axel  /  Stall   / PanCake


Trick05.jpg (48931 バイト)540フラットスピンと呼ばれるトリックはとても優雅な動きをする技です。通常、アクセルやハーフアクセルの次に練習するトリックとして既に定着しています。540フラットスピンは下降して来たスポーツカイトが一瞬で腹ばい状態になり、その場で水平に1回転半するものです。言わばアクセルがそのままうつ伏せで回るようなものです。この時に1回転半、すなわち540度の回転をするので、ファイブ・フォーティ・フラットスピンと呼びます。しかし、普通はファイブ・フォーティと言えば、この540 Flat Spinのことを指します。(一部では日本語読みでゴー・ヨン・マルとも呼ばれます。)
それとは別に上から下に向かわず、横に移動しながらでも一瞬水平になってフラットスピンと同じ回転をするものをスロットマシーンといいます。スロットマシーンは360度の回転です。スロットマシーンに似たタズマシーンは540度回転しますが、540とは呼びません。タズマシーンはスロットマシーンの変形ではありますが、手の送り方は全く異なり、スキルのレベルも格段に上なので、ここでは書きません。(別ページにあります。)

まず、ここでは540フラットスピンのやり方について書いて行きましょう。ここから後は540(ファイブ・フォーティー)と呼びます。540をやるためには、スポーツカイトを腹ばいにすることが条件になります。つまり、前後左右に傾きのない、出来るだけまっ平らな腹ばい状態を作る必要があり、これが出来なければ、540は回せません。この平らな腹ばいのことををPanCakeと呼びます。パンケーキとは日本ではホットケーキと言っている食べ物の英語で、真平らな状態を表現しています。

smp79.jpg (2503 バイト)まずスポーツカイトを上空へ上昇させます。垂直降下を始める前に、まず、どのあたりで540をさせるかを決めておきます。上達すれば、どの位置でも、またどんなに低高度でも、1mも高度が有れば出来ますが、練習はちょっと高目の高度(50%〜60%の高さ)でやりましょう。
最初はゆっくりと降下させ、目標地点に近づくちょっと前に、思い切り両手を曳いて急降下させます。そのように、一端、勢いをつけておいてからパッと両手を出した方が腹ばいにさせやすいのです。理論的には、腹ばいになったら、どちらかの手を曳いて回転を与える。と、いうことになりますが、実際にそのようにやろうとすれば、最初はなかなかうまくゆかず、上達が遅れます。よって、ここでは、最も早い上達方法を伝授します。
まず、一方的に回転を与えるべき手を決めておきます。ここでは右を曳く、と決めましょう。スポーツカイトが垂直、あるいは深い角度で降下して、目標地点の上空 2メートル位に来ると、思い切り両手を曳いて急加速させます。これは瞬発的に可能な限りの勢いをつけて下さい。すると1秒以内で、目標地点に達するので、曳いたらすぐに戻す感じで、ここで腹ばいにします。腹ばいのさせ方ですが、両手を同時に突き出すのではなく、左手から先に出してください。バッと勢いをつけて出すと、自分の体は右向きになりますが、オーバーに表現すれば、左手から突っ込むように出します。このやり方で何が起きるでしょうか。左から手を出しているので、左のプッシュターンとなり、スポーツカイトは既に回転がかかりながら、腹ばいになって行くのです。そして、続けて、右のラインを強めに曳けば、その時に腹ばいになったと同時に、スポーツカイトはその場でもう回転を始めているのです。回転を与えた右のラインは、曳いたらすぐに戻しながら両手を揃えて下さい。そうしなければ、回転中のスポーツカイトの右の翼端が、自分自身の右のラインをすくい上げて翼端に絡まってしまいます。(ラインを翼端によく引っ掛ける場合は必ずここが悪いので注意してください。)このやり方を、理屈抜きで「型」として覚えてやって下さい。必ず、540が短時間で習得できます。540を覚え難い人は、両手を出して腹ばいにしようとすることで頭が一杯になり、回転を与える曳Trick04.jpg (41627 バイト)きのタイミングがうまくゆかないのです。なぜならば、既に腹ばい状態になってしまったスポーツカイトは不安定で、曳きの強さが適正でないとバランスをくずして傾いたり、回り切れなかったりするのです。スポーツカイトによっては、さほど勢いもつけないでも、540をやってのけることができるものも有りますが、その時でも、そのスポーツカイトのバランスに合った、弱ければ弱いなりに、強ければ強いなりの力で回転を与えているために奇麗に回るのです。私の推薦するやり方では、何も考える必要はありません。とにかく、「型」で覚えてしまうことです。そして、回転を与えるときは、少し強めに曳くこと。そうしないと、最初は多分、540度を回りきれません。完全なバランスを保てばスポーツカイトは弱い力でも、ゆっくりと540度を回転しますが、それはやっているうちに分かります、スポーツカイトが540度回ったら、回り切るちょっと前に、揃えた両手をパッと曳き戻しててフォローしてください。そうしないと行き過ぎて、腰砕けになってしまいます。このタイミングが遅れてはいけません。540で回っているスポーツカイトは少し頭を上げ気味に後ろを下げた姿勢で回っている筈です。 その形になっていればラインは常にスポーツカイトの翼端の内側にあり、決して翼端にラインが引っ掛かったりはしません。ラインを引っ掛ける人はやり方が悪いのです。


Trick06.jpg (41922 バイト)スロットマシーンを回すには、もうちょっとスキルが必要になります。スロットマシーンはスポーツカイトが水平飛行している最中に、一瞬のうちにパンケーキ状態にして、そこで水平に360度回転して、そのまま何事もなかったかのように進行に戻るトリックです。
スポーツカイトは右から左に(3時の方向から9時の方向へ)飛んでいるとします。最初は風の多いウインドセンターで行うのは難しいかも知れませんので、ウインドセンターを通り越し、9時近くに到達するちょっと前に行うと風が弱まっているのでやりやすいでしょう。水平飛行しているスポーツカイトは平面型をこちらに見せて飛んでいますが、両手を同時に突き出してそれを腹ばいにします。 どちらかと言えば向こうに押し出すようにします。そして、できるだけ迅速に、1歩か2歩前進し、スポーツカイトと自分の間のラインを緩ませます。ラインが緩んでいるのでスポーツカイトはファジーな状態にありますが、間髪をいれず右のラインを曳きます。このとき、左手を前に出してプッシュしているのは540のときと全く同じです。カイトは下から見れば時計回り(向こうからコッチに向かって)360度回転し、そのまま9時方向に前進します。回転が終わって進行方向に戻ったときに両手をしっかり引いてカイトに風を入れて加速させることを忘れないように。

少し慣れてくると、次のような方法で簡単にスロットマシーンを回すことが出きるようになるでしょう。水平飛行中のスポーツカイトを一瞬Stopで止めて、同時に手を前に突き出して腹ばいにし、回転をかけます。このとき重要なのは、止めると回すが殆ど同時なので、腕の力に「溜め」を作っておかねばならないこです。そうしないと一瞬に同時にはできません。このテクニックを習得してしまうと、540でさえ、スロットマシーンのようにやってしまったり、殆ど見ている人にはどちらがどちらか全く区別が付かないような回し方が自由自在になるのです。

(ご注意)
トリックができるスポーツカイトであれば、通常の標準的なブライドル配置で540に支障があることはありません。また、トリックカイトでない大きなサイズのカイトやいくらか古いタイプのスポーツカイトでも、540くらいのトリックはそれほどレベルが高いトリックではないので出来ます。しかし、ターンのキレ味を上げたいなどの理由で、もしあなたがリーディングエッジの下側から伸びているブライドルを勝手に短く調整していたり、あるいは、風が弱い時に無理に揚げようと、ノーズ側のブライドルを大幅に短めにつめていたりしたならば、FlatSpinすると、てきめん翼端にラインが引っ掛かったりします。もしそうならば、正しく練習してもうまく行かないかも知れません。ブライドルは元に戻し正規の設定でやりましょう。

(Text/ Video=エスク中野  VideoのカイトはMad )

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