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スポーツカイトの飛ばし方 初心者のための飛ばし方マニュアル


               Kite Trick 手とり足とり

    line.JPG (3093 バイト)
                               Stall  ストール   VTR-Arrow100.jpg (39533 バイト)
                                      又は ストップ

この練習の前に習得すべき基礎技術は

 Push−Turn


ストールやストップは、飛行中のスポーツカイトを一時的に停止させる行為です。厳密的にはトリックではないと思いますが、日常的なカイト・フライングの中に無意識に組み込まれ、しかも頻繁に使われる操作のひとつです。もし、ストールができなければ、スポーツカイトを正立でランディングさせることが出来ませんし、そういう点でも大事な操作のひとつなのです。
ストールは正立した姿勢で△に止まります。上から下降して来ても、横から水平飛行して来ても、下から上に向かっていても、止まったときの姿勢は正立△です。ストップは進行方向に対し、一瞬だけ、止まるので、スポーツカイトが上から下に向かっているときなら、下向き▽に向いたままの姿勢で一瞬止まります。

風をはらんで進行している2ラインのスポーツカイトでも、フライヤーの強めの操作によって空中で一時停止させることができるのです。その操作を、「ストール(Stall)させる」といいます。通常のストールはスポーツカイトを正立に向けて△に止めます。(ストールさせずにプッシュで進行を止めるのはStopといいます。)Axelの練習のために不可欠なストールは、上空から45度くらいの角度で降下させながら、正面の高さ60%くらいでストールさせます。つまりカイトは頭を上に向けて一瞬ですが静止します。スポーツカイトは左右にグラつきやすいので、長く静止させる努力は必要ありません。1秒停まれば、次の行動には充分に足ります。(強弱のない安定した風速のもとでは長くストールさせておくことも出来ます。)

@ストールをかけるときは、上から下に向かって降下しているスポーツカイトのノーズを急激に上に引き起こすため、素早く右手を引きながら、同時に左手をプッシュします。そうすると45度で降下して来たスポーツカイトはプッシュターンによって急激にノーズを起こします。(このときスポーツカイトのセイル内の空気は一瞬で放出され、スポーツカイトは前進するスピードを失います。ただし、そのままにしていると、次の瞬間、スポーツカイトは再び風をはらみ上昇しようとします。)

Aスポーツカイトが再び風を掴む前に、間髪を入れず、強めに、そして小さ目のストロークで、曳いた右手はプッシュして戻す。押した左手は引いて元に戻す。このようにします。これはどういう操作かというと、上に向いたスポーツカイトをバタバタと、ゆするようなものです。(瞬間的にそのように)そうすると、スポーツカイトのセイルには風が戻らず、風はセイルから抜け出てしまい、スポーツカイトはそこから上昇することが出来なくなってそこに留まります。このようにやって見て下さい。スポーツカイトが左右にいくらかグラついていたとしても、何となく、「こうすれば止まるんだな。」と、感覚的に止める要領は掴めることでしょう。

Bスポーツカイトのストールを練習するときの注意点としては、あまりにも風が弱過ぎると、ストールしたスポーツカイトが、ズルズルと下にずり落ちてしまいます。また、逆に風が強過ぎると、止まりそうで止まらずに上昇に移ります。エキスパートになると風が少々強めでも、一気に前に出て止めることはできますが、初心者にとって、スポーツカイトを一瞬でも止めることは容易ではありません。初めて練習される場合は、ウインドエッジ付近(左右の端に近いところ)が風の当たりが弱いので、そこで行う方がやりやすいかも知れません。スタンダード仕様のスポーツカイトの場合はおおよそ風速2〜3メートル。UL仕様のスポーツカイトの場合は1.5メートル位が練習には適当でしょう。


スポーツカイトのストールという技は高速で水平飛行の最中でも、一瞬にノーズを上に向けさえすれば、そこで急停止することができます。よって、いろいろな飛びのシーンの変化付けに組み込むことも可能ですし、また多くのトリックへの入りのきっかけに使用する技のひとつでもあるのです。スポーツカイトのランディングのためには、ストールを地面に近い位置で行い、一気に前進してスポーツカイトの再上昇を止め、スポーツカイトの自重によって落下させランディングします。(イーグル・ランディングの項を参照) 是非、習得してください。


 
(文 / 飛行 = エスク・中野     Videoのスポーツカイトは”Mad-X-Std” )

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