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スポーツカイトの飛ばし方 初心者のための飛ばし方マニュアル


              Kite Trick 手とり足とり

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     AxelからのYoYoと LewisでのYoYo ヨーヨー &ルーイス 
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                                                アクセルからのヨーヨー   ルーイス

この練習の前に習得すべき基礎技術は

Fade/Axel/BackFlip/BackSpin


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LewisもYoYoの一種なのですが、やり方の違いで名前も違っているのです。早い話。YoYoと一まとめで言ってしまっても、まあ間違いではありません。
”YoYo”とだけ呼ぶものは、普通は上から下に向かって降下中に入れたり、FadeからBacckSpinの回転を通して入れたりします。下から上に向かっている、あるいは止まっていてもカイトのノーズが上にあって正立の状態からBackFlipしてYoYoに入れるのはLewisと呼ぶのが正しいでしょう。

まず、普通のYoYoから。
このトリックを確実に行うためには、スポーツカイトの両方のリーディングエッジにヨーヨー用のコネクター(R-Sky製の専用YoYoコネクター、あるいはTAPA-Wやウィスカーブーツで代用したコネクターなど)を取りつけておかねばなりません。また、もし、そのスポーツカイトに適正な重量のバラストが搭載されていれば、とてもやりやすくなります。(YoYoネクターを付ける位置は経験でわかる適正な位置というものがあります。適正な位置よりも高い位置に付いていると、YoYoを巻いたまま継続して飛ぼうとしてもスポーツカイトがおじぎしたようになって風を受けず飛びにくいものです。適正な位置よりも低い位置に付いているとスポーツカイトが仰向けになろうとして、これまた飛びにくいのです。最近のスポーツカイトには最初からYoYoコネクターがついているものも多くなっています。YoYoコネクターの付いたトリックカイトを買うのがベストです。適正位置はわからなければエスクに聞いてください。エスクで扱っているカイトならばお答えします。)

@降下中に入れるYOYO
真上まで上昇反転、真下に下降中に、両手を押し出して、一端PanCakeで腹ばいにし、そして両手を曳いてFadeにします。つまりFilicFlac状態にします。FlicFlacをする要領でカイトを押し出しますが、まずFadeからPancakeにもって行くときに、一気にパワーをかけて押し込み、そのまま後ろ宙返りで1回転させてしまいます。リーチの不足する人は同時に一歩前に出るほうがいいでしょう。思い切りよく力一杯押し込んでください。そうしないとスポーツカイトは宙返りしません。回転速度は見えないくらい速いので、トリックの初心者の場合はYoYoに入ったかどうかさえもよく分からないと思います。でも力一杯押し込んでいれば入っている筈です。(ただしトリック能力の低いカイトの場合は回りません。)カイトの両翼にラインを巻いたまま、(YoYoコネクターにラインがかかっている状態で)スポーツカイトのノーズは下向きになっています。そのままゆっくりと降下して、地面の近くで再び押し出して、姿勢をPancakeにし、大きく両手を引いてラインを引き戻すと、カイトはぐるぐると縦回転しながらYoYoから開放され、Fade位置で浮いたまま止まります。
これが普通のYoYoです。YoYoに入れたら必ず空中でで止めて、YoYoに入った状態からから開放しなくてはなりません。

AFadeから入れるYOYO
皆さんがよく見るYoYoはこれが最も多いと思います。
最初の段階ではスポーツカイトをFadeさせます。そこからBackSpinをかけてスポーツカイトを半回転させ、スポーツカイトが正面を向いた瞬間に力強く押し込んでBackFlipから更に後転させてYoYoに入れます。この技を習得するには事前にFadeとBackSpinを習得していなければなりません。コツは、左右に傾きのないちゃんと正立になった状態で押し込むことです。斜めの状態で押し込むと、ラインがスポーツカイトの左右に均等に巻けず、片方だけしかYoYoコネクターにかからなかったり、ひどいときは片方がスポーツカイトのノーズに引っかかったりします。何回も練習していれば、スポーツカイトがどのくらい傾いたときに押し込めば丁度正立位置になるかもわかるようになります。
スポーツカイトがYoYoを始めたら、スポーツカイトの翼にラインを一周させるだけのライン長をスポーツカイトに与える必要性を忘れないように。しっかりと手を出すか、一歩出るか、要は必要なだけを出してやる。必要以上に出すと引き戻しが遅れます。理想はスポーツカイトが後転してYoYoコネクターにラインが掛かった瞬間に合わせて、ピタッとラインの緩みを失くす位置に立っていることです。
既にJacob’sLadder(またはOurs des prairie)が出来ている人にとっては単純な応用でスグできるようになるでしょう。

YoYoから戻す場合は、そのままPanCakeにして止めて引き戻すか。BackFlipに倒したあとスポーツカイトをユックリ水平に回して頭がこっちに来たときに引き戻すかのどちらかです。まあ、正立のまま強引に引っ張っても立ったまま戻りはします。
(トリックの初心者がYoYoで回り切らないのはカイトのせいのような言い方をされますが、実際にそのスポーツカイトを借りてやってみると問題なく回ります。YoYoを成功させるには、しっかりと力強い瞬発力を発揮してください。またスポーツカイトのセイルにラインが巻きつくだけの充分な長さだけ手を出してやらないと、BackFlip位置で停まってしまうのです。その分量を地上で巻いてみて認識してください。うまい人は、ちょこっと手を出しているだけのように見えますが、最初はしっかりと手を出してやったほうがいいと思います。)

BLewisのYOYO
Lewisは空中での正立姿勢で行います。Lewisを成功させるには、傾きの無い正立状態にしたスポーツカイトを、正しく前後に振ることができるかどうかにかかっています。正式なトリックカイトならばOKですが、チーム用のスポーツカイトなどではブライドルの関係でスポーツカイトを前後に振る機能を持っていないものもあります。そんなスポーツカイトではできません。こつさえ覚えれば容易なので、軽いULのスポーツカイトや殆どバラストを載せていないスポーツカイトでも、スキルだけでLewisを使えば、YoYoができます。コツは、左右に傾きのないちゃんと正立した状態にして行うこと。これが大切です。
ウインドセンターでスポーツカイトを上昇させます。中ほどでスポーツカイトを一時的にStopさせます。両手を素早く前に出し、プッシュでStollさせると止まります。手は素早く短く出します。ダラッと行うとカイトは傾きますので、まずこれを練習してください。止まると同時にスグに両手を少し手前に引きます。そうすると、カイトが大きく前に傾いて来ます。その反動を利用して、後ろに押し込みます。強く押す必要はありません。(引く方が強いくらい)前にスポーツカイトがしっかりと倒れていれば、その反動でヒューンとBackFlipに入り、そのまま1回転してYoYoに入ります。このときに左右のラインの緩みが同じならば、カイトは真後ろに1回転しますが、左右のラインにズレがあれば、傾いて回転し、うまくYoYoコネクターに引っ掛からないかも知れません。ここがポイントです。YoYo状態でも、スポーツカイトはそのまま飛び続けることもできますし、ターンすることもできます。もし、ラインがYoYoコネクターより上の方にあって、しっかりとコネクターにかかっていないと感じたら、少しゆすってやるとカッチりと定位置に入るでしょう。

YoYoからの戻し方は、いくつもあります。下降してPancakeさせて引き戻す、あるいは再度BackFlipさせLazySusanで戻す。など。
Lewisで押し込むYoYoはFadeからBackSpin経由のYoYoのような強い勢いはありません。そのため、スポーツカイトのブライドルの糸目やバラスト量によってはスポーツカイトがBackFlipで止まってしまい回り切らない場合があります。それを補う方法があります。
バラストを積んでいないような軽いULは瞬発力では回りません。そういうときはLewisのテクニックでYoYoをします。

カイトがBackFlipの位置まで来たときに、一端、BackFlipで止めます。止めると言うのはウソで、一瞬止まったかのような状態にしてカイトと自分との間のラインの緩みを消滅させます。そのとき私は「チョい引き」と勝手に呼んでいるのですが、チョンと少し引いてスグ緩めます。新たにラインの緩みを作るのです。、カイトは止まりそうになって急にラインが緩んだために更に後転を続けてYoYoに入るのです。本当に止めてしまったらもう回りません。このヘンは微妙なスキルが要りますが、練習すれば習得できます。この技はそのままMulti-YoYoをやる際にも活用できるので、絶対に習得したほうがいいです。勢いをもって入れるYoYoではなく、ふんわりと入れるYoYoは難しいですが、習得すればテクニックの幅が広がります。

スポーツカイトはすべて同じではありません。メーカーも、国籍も、作った人も違うので、ブライドルの設定も含めて、その多くに個性があるのは当然です。だから、YoYoであっても個々に感触は違います。自分のやり方で反応しなければ、「このスポーツカイトは悪い」みたいな判断をする人がマレに居ますが、そうではありません。YoYoの入れ方でさえも、多くを知っていれば、友人のスポーツカイトを飛ばしたときでも、このカイトの場合はこれで入れたほうが入りやすい、というような使い分けで限界を避けられます。一種類の技しか持っていない人は自分が世界の標準のような言い方をしがちですが、それは間違いです。

YOYOとバラストの関係
スポーツカイトがYoYoをするには遠心力が有効です。そのためにバラストは重要なパーツになりますが、バラストが多ければ多いほうがいいと思うのは間違いです。YoYoもスキルが高くなれば少ないバラストでもできます。スポーツカイトにとってのバラストはYoYoの勢い付けのためだけではありません。スポーツカイトの重心位置の矯正やブライドルの効果増しなど、いいスポーツカイトほど、他の機能も兼ねています。バラストは積みすぎると弱風で揚がらないうえ、他のトリック、例えばCometeやCascadeでも積みすぎのバラストで悪影響があります。細かくはターンやストレートにさえも影響があります。よって、バラストは出来るだけ多くならない範囲で、むしろスキルの方を磨きましょう。1回巻きしか考えないYoYoではバラスト量は仮に多過ぎても勢いがついていいかも知れませんが、数回も巻き込むMultiYoYoでは、惰性の付きすぎるスポーツカイトは嫌われます。なぜならば自分のコントロール・スピードで順に入れて行こうとしても、勝手なスピードで入ろうとするので困るからです。このようにトリックは、スキルレベルで、その求めも段階的に変わることを知っておきましょう。トリックは最終的にはスキル以外に助けは無いので、何よりもスキルの向上に熱心な人の方が、カイト調整に熱心な人よりはうまくなっていると思います。

(Text/Video=エスク中野  VideoのカイトはMad)

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