エスク・ロゴ

スポーツカイト・ロゴ

スポーツカイトの飛ばし方 スポーツカイトのトップページ

  
スポーツカイトの組み立てとその後のメンテナンス 
How to build and maintenance of the sport kite
line.JPG (3093 バイト)

  line.JPG (3093 バイト)

          ■スポーツカイトを組みたてるとき

Sashie-Flyer240-325.jpg (56543 バイト)Part@ 購入したスポーツカイトを組みたてる前に、パーツが不足していないかを点検します。もし、小さなパーツがある場合は、それをなくさないようビニールの袋に入れたりして分けます。また、屋内で仮組立てをするならば、床に置いたパーツやロッドを自分自身が踏みつけて壊さないように、置き場に気をつけます。風のある戸外では、組みたてる間も風に煽られます。もし草むらにパーツを落としてしまうと、容易には見つからないこともあるので注意してください。

大方のスポーツカイトのリーディグエッジは(翼の縁)上下の2分割式になっており、上下のロッドを差し込んで繋がっています。スポーツカイトが半分に折りたたんで収納できることから、たたんだ時のサイズは信じられないくらいに小さくなります。(カイトによっては翼が折りたためない設計になっているものもあります。)左右それぞれにリーディングエッジを差しこんで、先端のノックにショックコード(ゴム紐の輪)を引っ掛けるか、リーチラインで結びます。ショックコードが指先の力ではノックの溝に掛からないくらいキツい場合は、ショックコードに紐を(カイトを入れる袋の口に付いた紐のような)通して引っ張ると楽に引掛かります。リーチラインも同時に付いたカイトの場合はリーチラインもしっかりと引掛けます。
Nock-RSky.jpg (27154 バイト)ショックコードを使用せず、太目のリーチラインを直に引っ張ってノックの溝にグルグルと巻きつけ、その紐が解けないようにノックエンドキャップで(大き目のビニールキャップ)上から押さえるやりかたもあります。よって、「ショックコードがついてない!」と慌てないように。

SashieHP117-005.jpg (28584 バイト)
PartA リーディングエッジが上下で繋がると、次にトップスプレッダー(カイトの頭の方を左右で繋ぐ短めのロッド)をリーディングエッジに付いたゴムのコネクターにしっかりと差込みます。そして、その後で、ボトムスプレッダーを取り付けます。ボトムスプレッダーの取り付け方はティー・コネクターのデザインに影響されるので、スポーツカイトによって多少異なります。

.センターロッド(背骨・スパイン)の中央部分にティーコネクターという、コネクターが付いています。T型をしているから略してTコネと言います。これに左右からボトムスプレッダーを差し込むやり方が最も多い方法。もし、このTコネに6角ネジが付いていて、レンチで締める式の場合は、決して締め過ぎないように。少しずつ締めないと、Tコネの樹脂の部分を割ってしまいます。

.Tコネを貫通させて左右で繋ぐもの。その時は、どこが左右の中心になるかを確かめておくことです。貫通式はパイプ状のフェルール(大抵がアウターフェルールなので)の中心がTコネの中心と一致するようにセットします。通すときに異常に固いものもありますが、そのうち緩んで丁度良くなります。

T-conector.jpg (44331 バイト).ティー・コネクターを貫通させて、ボトムスプレッダーの左右を繋ぐものですが、ティー・コネクターは小さくて、ボトムスプレッダーの片側にインナーフェルールが接着されており、それに反対側のボトムスプレッダーを差込するもの。これは、簡単に差し込め、分解も楽なため、最近はこのタイプが圧倒的に多くなっています。


Wisker-Rsy.jpg (33871 バイト)PartB ボトムスプレッダーによって、左右が繋がると、今度はウィスカーを立てます。ウィスカーとは、ボトムスプレッダーとセイルの間に立って、セイルをW型に持ち上げる細いロッドで、その数が左右1本ずつ計2本のカイトと、2本ずつで計4本のものとあります。また、ウィスカーの他に、フレキサーといって、翼端の上または下に、細いロッドが入って、セイルの先の浮きや振動を抑えたりするものを付けるカイトもあります。とくに、フレキサーは無くしやすいので気をつけましょう。

SashieHP117-007.jpg (32633 バイト)Frexicer.jpg (40364 バイト)また、ウィスカーなどは太さが3ミリとか2ミリとか、極めて細いので、(滅多にないにしても、)折ることがありますが、その時でも、ウィスカー自身に付いているウィスカースタンドやエンドキャップなどは、取り外しておいてください。捨ててしまうと、あとでこういうパーツが入手難だったりすることも有るのです。取っておけば何回でも再使用できるのに。スポーツカイトの組立ては基本的にどのメーカーでも、デュアルラインに関しては大体同じ仕組みのため、ひとつの組立てが出来るようになれば、あとは応用で、どこのメーカーのスポーツカイトでも組立てられます。


組み立てた後に注意すべきこと

SashieHP117-008.jpg (35094 バイト)■ロッドの径には様々な種類があり、それは非常に多いのに、ゴム製コネクターの径の種類はとても少ないので、ロッド径にぴったりとフィットしないコネクターでもメーカーはやむなく使っています。ロッドの差し込み具合が、少々きつかったり、甘く緩めだったりすることはよくあることなのです。初心者用のカイトで、まだ墜落から脱していない方は、墜落のショックでロッドが抜けたりしても、その方がカイトが壊れない場合もあります。抜けるときにショックを分散吸収しているからです。抜けないようにテープを巻いたりして、細工したトタンに壊すこともあり、必ずしもガッチリさせる方がいいとは言えません。(飛びに慣れて落とさなくなると、もちろん、シッカリと組み立ててある方がいいです。)

■初心者のうちはカイトを組み立てた時、ブライドル(カイト自身についている紐)が、ロッドに巻きついているのに気付かずに、そのままラウンチ(離陸)させてしまう場合があります。カイトを組みたてたら、左右のブライドルがちゃんと同じようになっているかどうか。あるいは、ブライドルの左右が別々の場所から出たりしていないか。また、尻尾などに絡まっていないかも、必ず確認する「カイトを見る眼」の習慣をつけましょう。

(カイトの部位の名称は、メーカーのつけた呼び名やカイト団体のつけた呼び名、あるいは、海外の文献の英語あるいはフランス語読みの呼び名など、同じものに対し、異なった呼び方をしており、統一性がありません。ここでは海外の文献での呼び名や正式名と思われる名称ではなく、主に、日本国内の競技フライヤーが一般的によく使う呼び名で書きました。)
ページの先頭

          スポーツカイトのメンテナンス

SashieHP240-018.jpg (47883 バイト)■スポーツカイトはアウトドア・スポーツなので、その道具は常に土や埃で汚れやすい状態にあります。しかし、使ったあとにちゃんとメンテナンスしておけば、スポーツカイトは何年も長く使える丈夫な道具なのです。
たまに泥だらけで、セイルはくしゃくしゃのままカイトケースに押し込んでいる人を見かけますが、これだと使い潰しになってしまうので、そう長くは使えません。劣化が激しくなると、スポーツカイトの本来持っている飛行性能も大幅にダウンしてしまうでしょう。
最も汚れやすい場所はカイトのノーズ付近です。特に墜落を繰り返す段階にある初心者は汚しやすいです。また、ウィスカーの根っこのセイルの下側部分はカイトが着地で、常に地面に接するために必ず汚れます。

■スポーツカイト遊びが終了すると、汚れたカイトはセイルもきれいに布で拭き、セイルをたたんでカイトに巻きつけ、布製のカイトケースに仕舞っておきましょう。汚れたところは水を含ませたタオルやウエットティッシュなどで汚れを拭きますが、汚れが強いリーディッブテープなどは中性洗剤をつけ、歯ブラシなどで汚れを落としてください。特にノーズ部分の汚れは布目に泥が詰まっていたりして、そのままにして乾いてしまうと、その汚れは落ちなくなります。

■スポーツカイトのセイルの生地(ポリエステル、又はナイロン)は、素材の段階で樹脂加工(ポリマーによるコーティング)がしてあります。これにより、いくらかの撥水処理機能が有りますが、石鹸とブラシでごしごしとこすると、樹脂加工成分も同時に取り去ってしまうので注意してください。ブラシでこするのはセイル以外の部分にに限定し、セイル部分は濡れた柔らかい布で軽く拭く程度で構いません。

Sashie-Flyer240-125.jpg (38336 バイト)■セイルの一部が破れたり、傷ついてきた場合は補修テープでカバーすれば、傷を大きくすることはありません。セイルに穴や切れ目が出来たときは、セイル用のリペアテープを傷口に貼れば、修理できます。リペアテープはスポーツカイトのセイル専用の極薄の透明テープです。炎天下の高熱でもノリが溶け出すことがありません。(エスクのHPのアクセサリーの頁にあります。)また、リーディングエッジなど、黒色のダクロンテープの部分の補修には、黒色の布製の絶縁テープが有効です。(絶縁布テープはホームセンターで売っています。アセテート製。)ただし、ビニール製の絶縁テープはスグに剥がれてしまうので役立ちません。

SashieHP117-006.jpg (28176 バイト)■濡れたスポーツカイトを濡れたまま布ケースに入れて、忘れて放置することは絶対に避けてください。なぜならば、長時間濡れたままにしておくと、セイルの染め色が薄い色の方に色移りすることが有ります。濡れたスポーツカイトは濡れたままケースに入れないで、必ず乾かしてから仕舞うようにしてください。もし、スポーツカイトを飛ばしている最中に雨に見舞われた場合は、たたんだカイトをそのままケースに入れて帰路に付きますが、家に帰ったら、一端、ケースから出して拭いて乾かしてください。(セイル布はすぐに乾きます。)例えば、赤色のセイルと白色のセイルがケースの中で濡れて長時間接していると、赤色が白色に色移りする場合が多いのです。完全に洗い落とされていない染料が、僅かでも繊維の組織の中に残っているのでしょう。特に注意してください。一端、色移りした色は2度ととれませんから。

主要なスポーツカイトのセイル繊維はポリエステル系の繊維です。価格帯の低いスポーツカイトでは、ナイロン繊維(リップストップナイロン)となります。これらは薄くても丈夫で紫外線にも強いものですが、使っているうちに表面に擦り傷が増え、コーティングも剥がれ、セイルも徐々に伸びてきます。
以前はカイトのセイル修復用のコーティング剤(ジブチルエーテル)がありましたが、気化する際のガスが有毒なため、現在は販売されていません。市販のコーティング剤の使用はおすすめしていませんが、もし使用する場合は次の2点にご注意ください。
splay200.jpg (47687 バイト)■缶スプレーでいきなり吹き付けると、厚くコーティング剤がついてしまうのでセイルが重くなり、本末転倒です。できれば、細かい霧の出る霧吹きに入れ替えて、50cm以上離して、薄く吹き、乾いてから、2度吹きすると薄い膜で吹きつ付けられます。ただし、白色のセイル部分はコーティング剤によって黄ばんでしまう場合がありますし、カラーの部分でも変色が有り得ます。何かで確かめて、安全が確認されてから使用されるよう、特にご注意ください。また、噴霧はどのような品質のものでも有害成分を必ず含んでいますので、屋外にて、風向きを考慮し、噴霧を吸い込まないようにして行ってください。

ページの先頭

         スポーツカイトの危険性について

Sasie-WatNu200.jpg (44702 バイト)■デルタ型のデュアルラインスポーツカイトを飛ばす上で自分自身が危険に直面することは殆どありませんが、スポーツカイトそのものが他人に危険を及ぼしたり、他人の財産を傷つけたりする可能性はあります。
スポーツカイトはゆっくり飛んでいるときでさえ、時速40km/hくらいのスピードが出ています。スポーツカイトの飛行コンディションのいい風速3m〜5m/秒くらいになると時速100km/hくらいは容易に出せます。いくらスポーツカイトが布製であっても、この速度でダイレクトにモノに当たれば、かなりな衝撃になり、それが事故になる場合は考えられます。
いままで、スポーツカイトによる大きな事故は報告されていませんが、それはスポーツカイト・フライヤーの知的水準が高く、また、安全に配慮する性格であったからであろうと思います。

KaiOno.jpg (54083 バイト)スポーツカイトの飛行に際し、以下について注意すべきでしょう。
@ スペースとラインの長さを考えて飛ばす。狭い場所では長いラインは使わない。また、短めのラインでも、場所一杯になってしまうような狭い場所では飛ばさない。スポーツカイトを飛ばすときは、後ろに大きく下がったり、前に出たりします。よって、使用するライン長の約2倍のスペースが必要であると考えてください。狭い場所で無理して飛ばすことで、周辺で行楽している人に当たったり、当たらないまでも至近距離を飛行して不安な思いをさせてはいけません。
また、すぐ近くに道路や歩道がある場合は道路に出る可能性がある位置では絶対に飛ばさないでください。初心者の場合、カイトにしか目が届いてなく、知らぬ間に道路上を飛行してしまう場合があります。これは最も危険です。

Aスポーツカイトを飛ばすに適していない、市街地の緑地帯や、駐車場などでスポーツカイトを飛ばすのはやめましょう。特にふざけて、ワザと街中で飛ばすような行為は絶対にしてはなりません。腕に自信があったとしても、非常識な行動は論外で、そういう人はまともなカイトフライヤーから見ると大変に迷惑です。

Bスポーツカイトのラインは細く、他の人からは空中を走るラインは見えません。空中を高速で左右に移動するスポーツカイトのラインに接すると、ラインは刃物のように人を傷つけます。ラインの危険性はカイトと衝突する危険性よりも高いかも知れません。フライヤーと飛行中のカイトの間には人がいないことが前提となります。特に幼児を連れた親は子供に凧を見せたがり、幼児は凧の真下から見上げたがる傾向があります。もし、そういう場面に遭遇したら、直ちにスポーツカイトを降ろし、彼らが立ち去るのを待つか、フライヤーの後ろから見るようにすすめるかしてください。

YamaMizo.jpg (35264 バイト)C風速が高い台風のようなときは思わぬ突風が来て、ラインが2本とも切れるような事態がないわけではありません。そうなるとスポーツカイトはグライダーとなって、いずこへか飛び去ってしまいます。スポーツカイトを失う損失はどうでもいいですが、墜落先が心配です。よって、風速が高いときの飛行にはスポーツカイトの充分な経験が必要です。適したラインやロッドの強度の知識が充分無い時点では、強風や爆風では飛ばさないことが大事です。初心者が強風下で飛ばすと、ランディングができないし、墜落すると高速で激突し、カイトは修復不能なほどに大破することがあります。
また滅多にないですが、地面に置かれたスポーツカイトが風でころがりながら、道路上に出てしまうことはあります。(重石をしておきましょう。)


Denger-mark2.jpg (57472 バイト)D スポーツカイトは電気伝導性の高い素材でできています。よって、雷情報には注意してください。また、電柱や電線のある場所での飛行は、言うまでもないことですが避けてください。
また、飛行場の周辺は「凧上げ禁止地区」になって
いますので、勝手に飛ばしてはいけません。
Denger-mark1.jpg (57442 バイト)Denger-mark3.jpg (56375 バイト)

Denger-mark5.jpg (57042 バイト)E加害でなく被害になる事例として。動くものに噛み付く犬がいます。これは飼い主が攻撃的な行為を助長するしつけをしているか、しつけが全然出来ていないかの犬です。鳥などを見ると飛び掛るので、スポーツカイトをランディングさせるとすっ飛んできて噛み付きます。犬の歯は刃物と同じなので、軽く噛んで遊んでいるようでもセイルはボロボロに引き裂かれます。犬を甘く見ないように。飼い主とのトラブルになる前に、飛ばすのを止めた方が得ですから。

foil-B.jpg (33674 バイト)フォイル型のスポーツカイト
フォイル型のスポーツカイトはその構造から、曳きが出るようになっています。通常のデルタ型のスポーツカイトの数倍の引きになるため、フォイルの大きさによっては体力や体重のある人でもその曳きは支えきれません。
全くの初心者の場合はカイトコントロールが不十分なため、最も風速のあるウインドセンターを避けて飛ばすことができず、危険を知りつつもカイトをウインドセンターに入れてしまいがちです。ウィンドセンターにカイトが入ると、思い切り曳きが出て、あっという間に支えられなくなります。支え切れなくなったら、カイトキラーで墜落させるしかありません。ところが、両手を離してカイトを飛び去らせる人がいます。このような飛ばし方はやめてください。どこかで事故が起きる可能性があります。走行中のクルマのフロントウインドウをフォイルカイトが覆ってしまうようなことがないように。

foil-A.jpg (23056 バイト)フォイル型のスポーツカイトの練習は風が弱い日を選び、風が出たら止めることです。練習のためのスペースはデルタ型のスポーツカイトで使うスペースの2倍は必要です。狭い場所でコントロール不能になると引き摺られて、フライヤー自身が土手や堤防に激突する危険に直面します。
フォイル型のスポーツカイトを扱う前に、充分なデルタ型のデュアルラインのカイトの経験があれば、習得はごく短期間で行えます。そして、風の特性もある程度理解していることから、それほど危険ではありません。
そうでない方は、まずは小さいサイズで経験を積み、それから大きいサイズにステップアップされるならば、そう危険はないでしょう。知らないまま行うことが一番あぶないのです。
ページの先頭

Sashie-Fury495-94.jpg (13053 バイト)